初心者必見!高配当株の始め方と実践手順について分かりやすく解説!

目次

高配当株投資を始める際の具体的手順について

高配当株リストをチェック

まずは、グーグル検索で「ヤフーファイナンス 高配当」あるいは「ヤフーファイナンス 配当利回り」と検索しましょう!

おそらく一番上に表示されるので、それをクリックすると、
配当利回りのリストが出てきますので、これがチェックしていく高配当株のリストになります。
このリストは、単純に現時点で配当利回りの高い順に並んでいるリストになります。

中には、業績が悪くて見かけ上、配当利回りが高く見えているだけの企業や、
実は財務などが良くない企業も混じっています。

ですので、このリストの中から、配当利回りもよく、財務優良で、今後もしっかりと配当を出してくれそうな企業を選別していくこととなります。

IR BANKを使って過去の業績を確認

次に、この「高配当株リスト」を分析していく上で非常に役に立つ分析ツールである
「IR BANK」について解説していきます!

「IR BANK」を使うことで、過去にその企業の業績がどうだったか、
配当金の推移はどうだったか等の過去のデータの詳細を確認できます。

「IR BANK」で確認したい銘柄、もしくは銘柄コードを入力します。
確認したい銘柄をクリックして、左側の「Link」から「決算」をクリックします。
これで、会社の過去の業績を確認できるページにたどり着きましたので、
ここからは下記の8項目について確認していきます!

①売上高(営業収益)
②EPS(1株利益)
③営業利益率
④自己資本比率
⑤営業CF(キャッシュフロー)
⑥現金等
⑦1株あたり配当金
⑧配当性向

①売上高(営業収益、収益など)
→売上高は売上高ですね。企業によっては、営業収益や収益などと呼ぶところもありますが、内容は同じです。言葉通り、企業の全ての売上を意味します。大事なチェックポイントは、①売上が右肩上がりかどうか、②増減が激しすぎないか、です。売上高の増減が激しい企業は、安定した配当を出すのが難しいため、高配当株投資には向かない銘柄になります。ですので、理想は階段状に少しずつ右肩上がりになっている銘柄を選びましょう!

②EPS(1株あたり利益)
→EPSとは、1株あたりの利益のこと。EPSのチェックポイントは、右肩上がりになっているかどうか。
EPSが右肩上がりであればOKで、逆にEPSが右肩上がりであれば高配当株としてはNGですので要注意です!

③営業利益率
→営業利益率とは、売上のうち営業利益の占める割合のこと。
営業利益率が高いほど、収益性の堅いビジネスということになります。
業種などにもよりますが、目安としては10%以上であれば優秀です。
逆に5%以下なら、うーんと言った感じになります。
参考までに、東証一部上場企業(金融業以外)の営業利益率の平均は7%前後です。
営業利益率については、右肩上がりで伸びているか、なども気にするとよいです。

④自己資本比率
→手元にあるお金の内、どのくらいが自分で用意したお金なのかということ示す比率になります。
自己資本比率は、企業の安全性を示す指標で、自己資本比率が高ければ高いほど、その企業は潰れにくいということになります。高配当株として選択する目安としては、最低でも40%以上はあると良いかと思います。60%以上あると安心です。

自己資本比率40%以上の会社が10年以内に倒産する確率は、3.5%なんていうデータもあるようです。
(2019年中小企業白書参照)

⑤営業CF(キャッシュフロー)
→その年の活動で、手元の現金がいくら増えたのか、と示す指標。
チェックポイントは、毎年黒字であることと、長期的に見て右肩上がりであること。
目安として、過去10年をみたときに1回でも赤字がある場合は、要注意です!

⑥現金等
→これは説明不要でしょうか?
チェックポイントは、長期的に見て現金が増えているかどうか、をチェックしましょう!
現金が多い企業は、不景気を乗り切ることもできるし、必要に応じて事業投資にお金を回すこともできるし、
配当や自社株買いで株主に還元することもできるため、非常に重要な指標になります。

⑦1株あたり配当金
→その名の通り、1株あたりにおける配当金になります。
チェックポイントは、配当金の安定性と成長性になります。
安定性については、過去データで、減配や無配がないかチェック。
特に、リーマンショックやコロナショックなどの大きな不況時に、どういう動きをしていたかは要チェック。
こんな不況時にも、減配や無配になっていなければ、今後の不況時にも同様の動きをする可能性も高いことが考えられます。
それに加えて、成長性、つまり増配しているかも併せてチェックしましょう。
右肩上がりになっていれば、なお良しです。

⑧配当性向
→利益のうち、何%を株主にキャッシュバックするか、を示す指標。
企業が無理して配当金を出していないかチェックすることができます。
配当性向が70%~80%を超えてくると、少し無理しているかなー、となりますので要チェックです。
企業にもよりますが、目安としては、配当性向30~50%くらいが健全なラインかなと考えています。
配当性向が高すぎる企業に、多額の投資はしないよう気を付けて下さい!

企業HPで最新の業績を確認

企業HPで現在の業績を確認する。
確認してほしいのは、決算プレゼン資料、もしくは決算短信です。
最新の決算プレゼン資料、もしくは決算短信を確認して、現在の業績がどうかを確認します。

入手した全ての情報をもとに投資するかどうか決定

これまでに入手した情報と、今後の見通しをもとに、最終的に投資するかどうかをご自身で判断します。

まとめ

以上を、まとめます。

ます全体的な流れとしては、

①高配当株リストを取得(ヤフーファイナンス 配当利回り)
②IR BANKを使って過去の業績を確認
③企業HPで最新の業績を確認
④入手した全ての情報をもとに投資するかどうか決定

②をもう少し具体的に見ていくと、
IR BANKのチェック項目は下記になります。

①売上高(営業収益)
②EPS(1株利益)
③営業利益率
④自己資本比率
⑤営業CF(キャッシュフロー)
⑥現金等
⑦1株あたり配当金
⑧配当性向

このステップを経るだけで、長期的に見て悪い高配当株を買ってしまうリスクをかなり減らせると思いますので、IR BANKのチェックはさぼらず必ずチェックするようにしましょう!

最初は時間がかかると思いますが、なれれば5分ほどで確認できるようになりますよ!

一緒に高配当株を頑張りましょう!

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